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充填材入りPTFEとは?

充填材入りPTFEとは?

PTFEに充填材を混ぜたものを充填材入りPTFEといいます。
一般的にPTFEは耐熱性・耐薬品性などの優れた特性を持っていますが、利用方法によっては変形しやすい・損傷しやすいといった問題が発生してきます。
PTFEにカーボン繊維やグラファイト等の充填材を加えることによって、PTFEの特性を活かしながら耐摩耗性・耐クリープ性等を向上し、製品の強度を高めることができます。


充填材入りPTFEの特徴と用途例

比率(%) 充填材の種類 比重 特徴 用途
PTFE 充填材
85 15 グラスファイバー 2.23

耐摩耗性が改良されている。

PTFEの耐薬品性、電気的特性はほとんど損なわれていない。

最も普及している充填材入りPTFE。

15%入りは伸び、シール性が良い。

25%入りは耐クリープ性が良い。

シールリング

ピストンリング

軸受ベアリング

パッドパッキン

ガスケット

80 20 グラスファイバー 2.24
75 25 グラスファイバー 2.26
75 20 グラスファイバー 2.23 ガラス単独よりも、耐クリープ性、耐摩耗性、摩擦特性が向上し、指導トルク小。
5 グラファイト
80 15 グラスファイバー 2.29 グラファイトよりも摺動特性向上。耐薬品性に注意。初期磨耗が少ない。
5 二硫化モリブデン
85 15 グラファイト 2.17 硬さが向上し、静電防止効果もある。
75 25

カーボン/

グラファイト

2.10

耐クリープ性が特に優れ、高温高荷重用途に適する。

広範囲の腐食性雰囲気に耐える。

水中磨耗も小さい。

67 33

カーボン/

グラファイト

2.05
90 10 カーボンファイバー 2.09 カーボン/グラファイト等と同じ特性で、充填量が少ないため引張り特性が良い。
40 60 ブロンズ粉 3.91 耐クリープ性、圧縮強さ、寸法安定性、熱伝導性良好。耐薬品性は劣る。

                                                                               参照:三井・デュポン フロロケミカル株式会社 テフロン実用ハンドブック

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