Isostatic
アイソスタティック成形とは
アイソスタティック成形(静水圧成形)とは、水圧を利用し、材料に対して均一(アイソ)に静水圧(スタティック)を加えることで成形する方法です。
別名、湿式加圧成形法や、成形型にゴムなどの弾性体を使用することからラバー成形とも呼ばれています。
もともとは焼結金属やセラミックの成形に用いられていましたが、現在ではフッ素樹脂(PTFE)の成形にも対応可能となり、素材成形の分野で広く活用されています。
直圧成形と比較して、材料全体に均一な圧力をかけることができるため、密度ムラが少なく、強度に優れた製品を成形できる点が特長です。
また、ゴム型を用いて圧力を加えるため、型の形状に応じて、大小さまざまなサイズや複雑な形状の製品に対応することが可能です。
アイソスタティック成形の工程
ゴム型にパウダーを充填します。 そのゴム型を特殊な高圧容器内に浸漬し、液体を媒体として加圧成形します。 原料パウダーはゴム膜を介して、圧入された流体で圧縮され予備成形物となります。


明興工業の素材成形技術
◼︎アイソスタティック インサート成形
アイソスタティック成形では、パウダー状のPTFEと金属部品を一体化させることが可能です。
インサート成形後の後加工で溶接レス・溶着レスの製品が実現し、強度をアップすることが可能です。
「溶接レス」「溶着レス」の製品をご検討の方は、お気軽にご相談ください。
アイソスタティック成形の特徴
・歪みが少ない成形方法であり、薄肉成形や容器形状などにも対応可能です。
・成形品に加わる圧力が均一なため、素材特性のバラつきが少なく、機能部品に適しています。
・形状自由度が高いため、製品の最終形状に近いニアネットシェイプ成形が可能です。
・全方向からの圧力(静水圧)により、ボイド(空隙)のないボイドレス素材を実現できます。
・最大で300Lクラスの長尺素材の成形にも対応しています。
◼︎ボイトレス素材
アイソスタティック成形は、完全なボイドレス素材が成形可能です。
※写真は⾚の浸透液に⻑時間漬け込んだ素材の断⾯写真です。(200倍写真)
■直圧式圧縮素材の場合

■アイソスタティック成形素材の場合

アイソ成形品用途例
ビーカー
用途
:
用途は様々
材質
:
PTFE
要求特性
:
耐薬性、難燃性、摺動性、耐熱性
技術特長
:
ボイドレス材料の成形、全方向均一物性
ダイヤフラムバルブ
用途
:
ダイヤフラムバルブ
材質
:
PTFE
要求特性
:
屈曲性、クリープ性
技術特長
:
アイソインサート成形
この他にも、様々な実用例があります。 原料メーカーとのネットワークを組み、様々な要望に対応できる体制を整えております。お気軽にご相談ください。